社会保険労務士法人ナデック

人材派遣業の起業、運営のステップ
～社会保険労務士法人ナデックがご提案します～

人材派遣業の立ち上げを成功させるためには、まずあなた自身が、４つのポイントについて明確な動機と目標を持って取り組んでいただくことが大切ですが、やはりひとりで考え悩み、実行していくのは不安なものです。
社会保険労務士法人ナデックでは、今まで多くの派遣会社に指導を行なってきた経験から、次のようなプログラムを策定し、具体的にアドバイスと支援業務を行ないます。

その１　派遣業許可の取得と派遣業運営のための法的整備

派遣業許可については、安心してお任せください。手続きの代行にとどまらず、人材派遣業の専門家として、確かなアドバイスをいたします。許可取得ありきではなく、許可要件にしたがって法的整備を行なうことが今後の派遣ビジネスを進める上でいかに重要かをあなたとともに考え、派遣業への参入にあたって確かな基盤を構築します。

許可申請は、ビジネスプランの一環として位置づけなければなりません。許可はビジネスに参入するための最低限の資格に過ぎません。事業の準備段階＝許可申請の段階で、派遣業へ進出する上での法的整備を再点検し、そのためにあなたが適切な点、不適切な点をありのままに分析します。不適切な点は今後どう改善していけばよいのか、親身になって対策を考えていきます。許可申請は、それ自体が目的なのではなく、これを取得するためのいくつもの要件をクリアし、法的整備を進めること通じて、派遣ビジネスを成功させるための足がかりをつくることに意味があります。

あなたは、派遣業の許可を取得するとともに、派遣業をはじめる上での法的整備面での確かな自信を手にすることができます。

その２　派遣先確保のためのマーケティングと営業戦略

派遣先を確保するための戦略を立てるためには、まず、あなたの「強み」分析をしっかりと行なう必要があります。自分ではまったく気づいていなくても、他人から見ればけっこうな「強み」を持っているということもあります。逆に、すばらしい経歴の持ち主であっても、しっかりと自己分析をした上でビジネスプランを立てなければ、意に反して撤退を余儀なくされることもありえます。まずは、この「強み」分析をしっかり行います。

次に、その「強み」を派遣ビジネスに生かしていくためには、具体的にどのような戦略が必要かを考えます。例えば、「以前は派遣会社に勤務していて労務管理を担当していた。派遣会社の実務はひととおり知っているつもりだ」というだけでは、とても新しくビジネスを立ち上げることは難しいと思います。

例えば、あなたがシステム開発の専門分野の経験を持っているとして、その知識やノウハウを具体的に生かせる派遣の分野としてはどのようなものが考えられるのか。あなたの「強み」は、どのようにアレンジしPRしたら企業から受け入れられるのか。あなたが仕事をしようとする地域では、システム開発を取り巻く企業の状況はどうなのか。といったことを総合的に分析して具体的な戦略をつくる必要があります。

まずはご自身の「強み」をしっかり自覚し発見すること。そして、それを十分に生かせる事業の構想を打ち立てていくこと。このような観点から、派遣ビジネスへの参入を智慧の部分でサポートいたします。

その３　派遣スタッフ確保のためのマーケティングと求人戦略

派遣スタッフを確保するためには、まず会社が求めるべき人材像を明確にしなければなりません。これは仕事の内容や時給の水準に見合った人材ということよりも、むしろ会社の経営理念に照らして、それにふさわしい（会社にとって必要な）人材とは何かという視点から考える必要があります。

いいかえるなら、まず会社のコンセプトを決める。そして、それにふさわしい人材を求める。この順番で派遣スタッフの求人を考えるということになります。いきなり仕事の内容や時給の水準から求人戦略に入ると、まず間違いなく失敗します。人材派遣会社は、決して人材供給業者ではありません。安定的に派遣スタッフを確保していくためには、会社の中核となるコンセプトをしっかりと位置づけ、求心力を持ってメッセージを発していく姿勢が不可欠です。

その上で、待遇や福利厚生面あるいは教育訓練などでの差別化をはかることが必要です。必ずしも時給が高い仕事が選ばれるわけではありませんし、致命的に求人が難しい職種があるとは限りません。さまざまな条件の中で、何かひとつは他社にはない特色を打ち出せると有利です。評価制度に基づく明確な昇給制度、資格取得支援制度、派遣スタッフ版カフェテリアプラン、明確にルール化された正社員登用制度、バースデー休暇制度など。これは経営理念と結びつく内容のものであるとなお効果的です。

このような観点から、求人戦略にあたっての会社のコンセプトづくりと打ち出し方、派遣スタッフに支持されるための社内制度づくりをしっかりサポートします。

その４　事業拡大のための労務管理体制の構築と人材育成

派遣会社が事業を拡大し発展していけるかどうかは、管理スタッフの人材育成をいかに成功させることができるかどうかにかかっています。単純に取引先が増え、派遣スタッフの数が増えれば事業の規模は大きくなっていきますが、飛躍と安定を目指すためには、同時に派遣会社としての質の維持・向上をはかっていけるかどうかがより重要になってきます。

派遣会社の管理者の役割は多岐に渡っています。派遣先の開拓をはかるための新規営業を行なうこと。派遣スタッフの確保のための求人対応を行なうこと。派遣元の管理者として必要な法的整備を推進していくこと。派遣スタッフの教育係として就業先に対応するための教育指導を行なうこと。そして、部門経営者として事業の牽引役となること。

これらの管理者としての資質を育成・向上させるためには、何といっても人材派遣業の基礎となる知識をしっかり習得し、日ごろの業務の強力な基盤としていくことが効果的です。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。